縄文GoGo

5000年前の中部高地の物語

第161話~第170話

第170話 32日目⑦

奥の洞窟。 テミユ 「えー! みんな、こんなとこ滑ったの? 上に上がると凄く怖いんですけど。」 ソマユ 「大丈夫よ。滑ってる間も怖いんだから。」 アコ 「アハハ。励ましにも、慰めにもなって無いな。」 ハニサ 「でも、ソマユは結構飛んだよね。」 マユ …

第169話 32日目⑥

湧き水平。昼食。続き。 ヌリホツマ 「使っておるのは、すべてこの近辺で採れる野草じゃ。 珍しい物なぞ、一つも無い。 その季節になれば、その場所で、毎年得られる物じゃな。 その実や花や葉や根や種を、乾燥させたり、煎(い)ったりする。 そして10種類以…

第168話 32日目⑤

湧き水平。昼食。 クマジイ 「ここでは、アコのタレが無いのだけが、残念じゃ。」 カタグラ 「まったくだ。あれがあれば、言う事無いんだが。 クマジイ、栗実酒はたっぷりあるからな。注(つ)いでやるよ。」 クマジイ 「すまんな。カタグラも人物が出来上がっ…

第167話 32日目④

湧き水平。 エニ 「明るくていい所ね。アユ村の人達は、まだなの?」 タカジョウ 「さっき上から見たら、こっちに向かっているのが見えたから、もう来る頃だよ。」 クズハ 「洞窟の入口、結構広いのね。あの奥で火を焚いているのね。」 エニ 「中に入ってみ…

第166話 32日目③

下の川の川沿いの道。 エニ(テイトンポに背負われている) 「奥の洞窟って場所、聞いてるだけで怖そうよね。」 クズハ 「寒いらしいわよ。声も響くって。」 エニ 「ねえテイトンポ、奥の洞窟にも行っていいんでしょう?」 テイトンポ 「ああ、いいが、行くま…

第165話 32日目②

下の川に向かう小道。 サラ(ハギに背負われている) 「ハギ、重たくない?」 ハギ 「サラは痩せてるからな。全然平気だよ。 ハハハ。タホは気持ち良さそうに寝てる。」 ハニサ(シロクンヌに背負われてタホを抱いている) 「やっぱり? さっきまで高い高いって…

第164話 32日目① 

早朝の広場。 イナ 「良かったわね、ハニサ、良い天気で。」 ハニサ 「うん! 山がはっきり見えるね!」 イナ 「今夜は、星も綺麗だと思うわ。」 ハニサ 「うん! シロクンヌ、一緒に見ようね!」 シロクンヌ 「ああ、一緒に見よう。ハニサは北星を知ってる…

第163話 31日目③

夕食の広場。 ハニサ 「いよいよ明日かー。絶対、いい天気だよね?」 シロクンヌ 「おそらく晴天だぞ。見晴らし岩の上に寝転んで、星空を眺めるか。」 ハニサ 「いいね! それやろうよ。」 エミヌ 「いいな、ハニサは。私もカッコイイ人とそういう事したい。…

第162話 31日目②

大ムロヤ。 ハニサ 「荷物置き場ってここでしょう? 結構たくさんあるよ。」 ムマヂカリ 「おれも運ぶ事になったから、心配いらんよ。 この分なら、明日は晴れだぞ。」 ハニサ 「うん! 絶対、晴れて欲しいね!」 ムマヂカリ 「スサラも楽しみにしておるんだ…

第161話 31日目①

朝の広場。 ヤッホ 「アニキ、何か洞窟に持って行く物は無いかい? あれば先に運んでおくよ。」 シロクンヌ 「おれ達3人分の毛皮が包んであるんだが、重くは無いが、かさばるがいいか?」 ヤッホ 「いいさ。大ムロヤに運び込んでおいてくれよ。」 ハニサ 「…