縄文GoGo

5000年前の中部高地の物語

第221話~第230話

第228話 49日目②

湧き水平。 シロイブキ 「見事な杖だな。矢筒も立派だ。 こうして見ると、サッチはまさしくクンヌだな。堂々たるミヤコ入りだ。」 ナクモ 「キリっとしててカッコいいね!サチの矢は、祖先の矢じりなの?」 サチ 「そう。旅の御守りなの。」 カタグラ 「ミツ…

第227話 49日目①

早朝の広場。 ヤッホ 「何だいアニキ、荷物はこの大袋だけかい?」 シロクンヌ 「そうだ。この背負い袋に全部入ってる。 サチにもミツにも、荷物を背負ってもらうから、おれはこれだけだよ。」 イナ 「杖(つえ)くらい持って行きなさいよ。シロのイエのクンヌ…

第226話 48日目④

ハニサのムロヤ。 ハニサ 「・・・アヅミ野という所までは三日なのね。 そこから翡翠海岸までってどのくらいなの?」 シロクンヌ 「アヅミ野は広いからな。抜けるのに1日かかる。 そこまでは、割合に歩きやすいんだ。 その先に湖がある。二つ続けてあるんだ…

第225話 48日目③

河原での饗宴。 ソマユ 「もう光らないね。やっぱりあの時だけなのかな・・・」 シロクンヌ 「そうだな・・・」 イナ 「光るって聞いてたけど、もうビックリ! あんなに光るなんて。 やっぱりハニサはヒト神ね。」 ヤッホ 「今までで一番光ったよな。でもあ…

第224話 48日目②

飛び石付近。続き。 シロクンヌ 「ああ、ありがとう。おお、箱も立派だなあ。曲げ木か?」 クマジイ 「ほうじゃ。フタも良かろう。 枌板(へぎいた)を曲げて筒にして、桜の皮でとめて固定した。 わしが考えた作り方じゃぞ。」 シロクンヌ 「うん、これはいい…

第223話 48日目①

朝の広場。 シロイブキ 「おはよう。クンヌは昨夜、大ムロヤに来なかったんだな。」 シロクンヌ 「ああ、ハニサのムロヤで火棚を作っていたんだ。」 マシベ 「みんな集まって賑やかでしたぞ。」 サチ 「父さん、シロイブキが、これくれた。凄く丈夫だよ。」 …

第222話 47日目①

翌日の夕刻。祈りの丘。サルスベリの近く。 ササヒコ、ムマヂカリ、ハギ、シロクンヌ、テイトンポ、イナ、シロイブキ、マシベの顔が見える。 シロクンヌ 「あそこに見える小山がそうだな。」 シロイブキ 「そうだ。あの向こうが洞窟だな。おれはあそこに小屋…

第221話 46日目②

夕食の広場。 ササヒコ 「そうか。それでシロイブキはどこでボウボウを吹いたのだろうな?」 シロクンヌ 「それはまだ分からん。明日はここに来るから、作戦も進展しそうだ。」 ヤッホ 「アニキの兄弟はやっぱり凄いんだね。」 ヤシム 「私、畑にいたけど聞…