151話~180話
夜の見晴らし岩。 シロクンヌ 「寒くないか?」 ハニサ 「うん。毛皮敷いてくれたし、シロクンヌにくっついてるから。 あー、星がいっぱいだー! 天の川がきれい。寝転がるって、気持ちいいね!」 シロクンヌ 「ハハハ、おれはいつも、ムロヤでは寝転がって…
見晴らし岩。 テイトンポ 「おれはここでシップウを見たかったんだ。浮いておるな。」 シオラム 「シップウだけを見つめていると、船酔いの様になるぞ。」 テイトンポ 「確かにな(笑)。翼を広げれば三回し半(245cm)だと言うが、もっとデカく見える。 そ…
湧き水平。昼食。 クマジイ 「ここでは、アコのタレが無いのだけが、残念じゃ。」 カタグラ 「まったくだ。あれがあれば、言う事無いんだが。 クマジイ、栗実酒はたっぷりあるからな。注(つ)いでやるよ。」 クマジイ 「すまんな。カタグラも人物が出来上がっ…
湧き水平。 エニ 「明るくていい所ね。アユ村の人達は、まだなの?」 タカジョウ 「さっき上から見たら、こっちに向かっているのが見えたから、もう来る頃だよ。」 クズハ 「洞窟の入口、結構広いのね。あの奥で火を焚いているのね。」 エニ 「中に入ってみ…
早朝の広場。 イナ 「良かったわね、ハニサ、良い天気で。」 ハニサ 「うん! 山がはっきり見えるね!」 イナ 「今夜は、星も綺麗だと思うわ。」 ハニサ 「うん! シロクンヌ、一緒に見ようね!」 シロクンヌ 「ああ、一緒に見よう。ハニサは北星を知ってる…