縄文GoGo

5000年前の中部高地の物語

ウルシ村、絵コンテ

 

 

今は懐かしい(?)ウルシ村の絵コンテです。

ちなみに、ダケカンバ筆。絵師さんとの打ち合わせ用に、私が描いたものです。

縄文GoGo本文では、建物や風景についてほとんど情景描写していませんが、

それは、絵によって表現して欲しいと思っているからです。

旗塔やいろり屋の外観は私がイメージしているものを描いたのですが、

もちろん、これが絶対という訳ではありません。

むしろ、一例と捉えてもらった方が良いかも知れません。

 

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これは、作業小屋の屋根から見た旗塔と崖の室。

崖の室は、ムマヂカリが鹿肉を保存熟成させる場所。

入口には杉の木が植樹してあります。手前の2本は、樹齢100年。

しめ縄があり、慰霊と送りの樹となっています。

旗塔は、地面で組んで綱を使って起こしたという設定。

その際、手前の杉の木を利用します。

この旗塔が、先日の台風で折れてしまったのです。

 

 

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広場から見た、いろり屋正面図。

いろり屋には、固定された壁はありません。

 

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いろり屋内部。

下にあるのは石囲い炉ですが、いろり屋内には同じ炉が4ヶ所あります。

 

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炉と火棚。

実際のいろり屋は、梁から様々な物が吊り下げられていて、ほとんど天井は見えません。

 

 

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第1話 シロクンヌとクズハの出会いシーン。ムシロの洗濯に来ているクズハ。

クズハ本人の絵は私ではありませんが、服のデザインは私がしました。

洗濯が終われば、巻きスカートをつけます。

私は絵の中では、飛び石に橋を架けてみました。

手前に流れるのが飛び石の川。

橋を渡ると奥が上り坂になっていて、坂の左上がウルシ村です。

 

 

 

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ウルシ村居住部。

画面左下が旗塔。

ここには画かれていないが、作業小屋と旗塔の間に送り場があり、

画面下の大屋根の下方に湧き水がある。

 

 

 

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ウルシ村 村域図

画面左端から下に走っているのは飛び石の川。上が上流。

 

 

 

物語中のウルシ村は、私の中ではある種のテーマパークのような趣きがあるのです。

現在、絵師さん募集中。

だれか、絵を描いてくれる人はいませんかねえ・・・